皆さまからのご質問

ガイド料金っていくら位かかるのでしょうか?

ガイド料金の設定について

日本山岳ガイド協会の基準日当により大まかに決められていますが、各ガイドがご案内するエリアの危険度や時間などを総合的に判断してガイド料金を設定をしていますので、一言では言えませんが、芝ガイドでは「芝ガイドメニュー」にてご案内しているガイド料金をいただいています。


山に出かける時は何を持参すればいいのですか?

無雪期 日帰り <ハイキング>低山  ~1000m以下 1~2時間程度の行動

飲み物(例えば、500mⅬのペットボトル×2本)、

お弁当、間食、雨具(上下に分かれているレインスーツ)、ヘッドライト、地図、コンパス、時計、筆記用具、お金

ザック(30L程度のもの)、タオル(汗を拭く為)、

【服装】上下動きやすい服装・・・個人により服装には差があってよいが、出来るだけ素肌は、外部にさらさない様にしましょう(日焼け防止/外傷の未然防止/虫さされの未然防止)、帽子は必ず被る。

薄手の手袋(手をついた際の外傷防止)

★ワンポイントアドバイス★

★荷物をザックに収納する前に、ビニール袋(ザックの容量と同じか、それに近い大きさの”市販されているゴミ袋”)をザックに入れてから、ビニール袋の中に装備を入れると雨に降られた時に、装備を濡らすことを避ける事が出来ます。

私の場合、使用しているザックには雨の際に利用するザックカバーが付属されています。それでも装備の中でも濡れて困るものもあるので荷物をザックに詰める際には、まず「ザックの容量と同じ防水スタッフバック」を入れ、その中に装備を入れています。

★ザックに詰め込む順番は軽いものから順番に詰め込んでいきます。ザックの重心が上に来るように詰めると、ザックの重さを軽く感じることが出来ます。

★濡らして困るものはジプロックに入れて持ち運びしています。(地図、貴重品、お金、等)(防水でない携帯電話)

 

★着替えは、毎回持参しています。車に乗せておいて、下山後に着かえています。雨の場合は全身ずぶ濡れになることが有りますので、気象条件によって持参しています。

★エチケットを共有して、楽しいムードで移動中の車内を過ごしましょう。

※汚れた登山靴を入れるビニール袋、着替えた衣類を入れるビニール袋、を忘れず持参する。(車内に汚れを持ち込まない様に協力します)

※車で移動する際に、荷物を積み込みますが、ストック等の長い装備をザックに付けている場合は、荷物を積み込む前に、必ず外して他のメンバーとひとまとめにして、車の中に傷をつけない様に協力しましょう。


無雪期 日帰り <~2500m前後の山  例えば日光奥白根山etc

低山ハイキングの装備に加えて、

高度計、ミドルウエア―(寒くなったら着る/薄手のフリースも良いと思います)


無雪期 日帰り <~3500m前後の山

3500mの山からの日帰りは数少ないと思いますが、2500m前後の山の装備と変わらないですが、秋の標高が高い山だと毛糸の帽子と厚手の毛糸の手袋があると寒さ対策の1つになります。


私が準備した装備(ご参考)

私が1泊2日で那須の三斗小屋温泉にお客様をご案内した際に持参した装備です。1泊2食付きの温泉に宿泊しました。

但し、食糧は購入前でしたので、入っていません。

写真【上の段】ザックは7~8年前に購入したオスプレイの60Lを使用しています。

ツエルト2~3人用、救急セット、防水スタッフバック60L 、ヘッドランプ、薄手の手袋、双眼鏡、無線機の予備電池、ビニール袋、小さい三脚、コッフェル、ガスヘッド、ガスカートリッジ、手袋(厚手/薄手)、靴下予備、帽子、(無線機は充電中で写真には写っていません)、コンパスとナイフとホイッスル(写真には写ってません)

【中の段】登山靴、羽毛(上下)、レインスーツ、日焼け止め、貴重品(お金、免許証/保険証などのカード類)

【下の段】テルモス(1L)、水ボトル(1L)、飲み物(スポーツ飲料1本、お茶1本、水2本)、ステックコーヒー6本/ステックミルク紅茶3つ/紙コップ9をケースに分けて持参、カメラ、携帯電話、携帯電話の予備電池1個、カメラ予備電池1個、間食ジプロックに入れて、時計(高度計付き)、サングラス、登山計画書、地図1/25000、1/50000、自作地図、記録用筆記用具とシャープペンシル、那須の植物図鑑、【服装】パンツ、トレッキング用ズボン、長袖のアンダーシャツ、マムートの半袖シャツ、靴下。※今回はザックカバーは持参せず。

★濡らして困るものはジプロックに入れて持ち運びしています。(地図、貴重品、お金、等)(防水でない携帯電話)

★私の使用しているザックには雨の際に利用するザックカバーが付属されています。それでも装備の中でも濡れて困るものもあるので、荷物をザックに詰める際には、まず「防水スタッフバック60L」を入れて、その中に装備を入れています。

但し、すぐに出す必要のあるもの「ツエルト、救急備品」はザックの底に入れています。本来はすぐに出す必要のある装備は一番上に入れるべきですが、軽い事と、頻繁に使用する機会が無い事、必要な時にすぐザックの下からザックの下部に有るジッパーで取り出すことが出来る為、ザックの一番底に収納しています。


登山計画書について

登山計画書提出の価値

有事の際は救助隊の情報入手は登山計画書から確認される

・救助隊が初動に必要な情報として、該当者の登山中の行動予定や緊急連絡先の個人情報や山岳保険の加入状況など、必要な情報は全て登山計画書から得ることになります。

 

登山ガイドに山登りをご依頼の際は、ガイドが登山計画書を作成し、登山口の登山ポストに提出します。

・皆さまから個人情報を提出していただき作成します。ご自宅にもメールでお送りしますので、ご自宅の目立つところに貼り付けてご家族の皆さまが、どこの山に登っているのか?いつ下山するのか?を把握できるようにします。

 

 登山計画書の価値

・ルート、所要時間の把握、危険地帯の把握、見どころの把握など、計画の段階で、目的地までの行動を自身でシミュレーションすることが出来ます。

・Grメンバーへの注意を即すことが出来ます。

・装備の要不要の判断が出来、余計な荷物の持参を防ぐことが出来ます。

・Grメンバーで目的地までの空想山行をワイワイガヤガヤする事で、パーティの一体感を強くさせることが出来ます。

・その他にも良いことが沢山ありますから、一度、試してください。

 

ガイドに依頼せずに、山の仲間で山登りに行かれる際は、

必ずリーダーが登山計画書を作成して下さい。

・フォーマットは自由ですが、誰でも利用可能な登山計画書がインターネットで公開されていますので、検索してご自身に有ったものをダウンロードして記載されてはいかがでしょう。

★重要★登山計画書は、

自宅のご家族が、目に付きやすい場所に貼り付けて下さい。

あなたが、『いつ、どこの山に登りに行ったか、いつ下山するのか』わかる様にして山に出かけましょう。

★重要★登山計画書は、だれが最も見るでしょう。

このことを考えて作成すると、書いておきたいことがわかると思います。

・まず考えることは、あなたが下山する予定日程を過ぎても帰ってこない時は、だれが気が付くでしょう?

・ご自宅のご家族が一番早く気が付くことでしょう。

・その時に、ご家族は誰に相談するか連絡先を記載しておくべきです。いきなり警察には届けにくいでしょう。

・そのために、山岳会に加入していれば、山岳会の会長や山行管理をしている仲間の連絡先を書くべきです。

・そのほかにも相談にのってくれる山仲間の連絡先を書くようにしましょう。